- 水道代をとにかく楽に節約する方法を知りたい人
- 節約したいけど続かない人
- 効率よく節水したい人
上記のようなお悩みを持っている人におすすめの記事です。
節水方法はいろいろ聞いたことがあるけど、毎日気を付けるのはメンドクサイ。
意識しなくても節水できるようになりたい人へ書いています。
この記事ではとにかく楽に節水できる方法だけ紹介します。
- とにかく楽に水道代を節約する方法
- ストレスなく節水を続ける秘訣
- 優先順位は?節水の攻略ポイント
こちらの記事を読むと
- 節水でストレスがたまらない
- 家計の負担を減らせる
- 意識せずに節水が続く
ようになります。ぜひ最後までお付き合い下さい(^^)
1. とにかく楽に水道代を節約する方法
とにかく楽に水道代を節約する方法の節水ポイントは5か所!基本的に水が出るところです。
5つの節水ポイント
- 洗面所
- お風呂
- トイレ
- キッチン
- 洗濯機
以下で場所別に解説していきますね。
①洗面所
洗面所の節水方法を解説します。
- 止水ゴマを使う・止水栓を調節する
- 自動水栓を使う
1.節水コマを使う・止水栓を調節する
節水コマや止水栓を調節すると、水の流量が減るので節水することができます。
環境省の調べでは節水コマによる節水効果は、使用しない場合に比べて約50%の節水になるそうです。
節水コマって何?という人がほとんどだと思うので下記をご覧ください。
コマの場所と仕組みの図です。
出典:TOTO
このコマを変える事で流量が減らせます。水道局もおすすめしているそうです。
お住いの水道局で無料で配布している場合があるので、興味がある方は自治体に問い合わせてみてください。またホームセンターなどでも買うことができます。
ただし、レバー式の水栓は使えないので注意です。
レバー式の水栓や節水コマを取り付けるのが不安な人は、洗面台下の止水栓を調節することでも流量を調節できます。
出典:クラシアン
歯磨きや、顔を洗うときに水を出しっぱなしにしたり、そんな水量いらないでしょ!って勢いで歯ブラシ洗ったりしてませんか?
もともと出る水を減らすことで、うっかり出しっぱなしにしても水道代を節約することができます。
水量が少なくなるとストレスになるところ(シャワーやキッチンシンクなど)は調節しすぎない方がおすすめです。
2.自動水栓をつける
初期投資が必要ですが、センサー式で出したい時だけ水を出せる自動水栓があります。
自動水栓をつけることで水の出しっぱなしを防ぐことができます。
出典:Nikkei Xtech
環境省の調べでは節水効果はハンドル型に比べて70~80%節水の効果があるそうです。
自分や家族が出しっぱなしにしてしまうのを防ぎたい人におすすめです。
②お風呂
お風呂の節水方法を解説します。
- 節水シャワーヘッドに変える
- 自動止水栓をつけてお湯の貯めすぎ防止
順番に解説していきます。
1.節水シャワーヘッドに変える
お風呂で最も水が出しっぱなしになりやすいのはシャワーです。
節水シャワーヘッドは商品によって30~70%の節水効果があります。
シャワーヘッド選びで注意したいのは
- 孔が少なく水圧が強いもの
- 止水ボタンがついていること
好みにもよりますが、水圧が少ないと結局うまく洗い流せず水を流す時間が長くなります。
孔が少ないと集中して水が出るので水圧が強く、なんだか流している気がしないというストレスが少なくなります。
また止水ボタンがついていると、目をつぶっていても手元で水が止められるのでストレスなく節水できます。
出典:the 360Life
髪を洗ってる最中など目をつぶって、シャワーのレバーを探すのって大変ですよね。
止水ボタンは本当に便利なので自信をもっておすすめします。
癖がつけば子供も夫も自由自在に水を出し止めして使ってくれます。
シャワーの節水が一番簡単にできるのでおすすめです。
2.自動止水栓をつけてお湯の貯めすぎ防止
洗面台の自動止水栓と違い、お風呂の自動止水栓は比較的安価で購入できます。4000円弱くらいです。
出典:GAONA
蛇口につけるだけなので取り付けも簡単で、ダイアルをひねって貯めたい量を設定し蛇口をひねるだけ、と操作も楽です。
お湯を貯めすぎたり、あふれさせることがなくなるので手間なく節水できます。
③トイレ
トイレの節水方法を解説します。
- 節水器を使う
1.節水器を使う
トイレの節水にはタンクの中に入れられる節水器がお手軽です。価格も500円弱で購入できます。
つけ方はトイレのタンクにあるフロートに乗せるようにつけるだけ。
出典:楽天市場
約40%の節水効果があります。タンク式のトイレに使えます。
私も利用経験がありますが、水を流すレバーで自分で水量を調節することもできるのでとても使いやすいです。
最近は節水トイレも普及してきていますので、上の節水リングは節水トイレではないタイプのタンクレバー式のトイレにおすすめです。
約40%ほど節水することが可能です。
いつも通りに使用しているだけで節水になります。
④キッチン
キッチンの節水方法はこちらです。
- 食洗機を導入する
- 速乾性洗剤を使う
- センサー式水栓をつける
1.食洗機を導入する
手洗いするよりも食洗機を導入する方が節水できるという調査があります。
出典:Siroka
資源エネルギー庁の「家庭向け省エネ関連情報」によれば約77%の節水効果があります。
ただし、お鍋などの大きな調理器具などは結局手洗いするので、炊事で使用する水量を文字通り77%減らせるわけではありませんが、大きな効果があります。
高温で清潔に洗浄でき、時短もできるので節水以上の価値がありますね。
2.泡切れのよい洗剤を使う
食器を洗う際、すすぎが短くて済む泡切れの良い洗剤を使うと節水効果があります。
食器洗剤のメーカーは各社、節水効果がある商品開発をしています。花王のHPでも商品を使うことによって20%の節水効果があると書いてあります。
意識せず洗っているだけなのに、節水になって時短にもなるのでぜひ取り入れたいですね。
3.センサー式水栓をつける
こちらも初期費用が必要になりますが、キッチンのシンクにセンサー式水栓をつけると節水効果があります。
レバーをいちいち触らなくていいので直感的に手をかざすだけで水を止めやすくなるからです。
出典:LIXIL
ちょっとした食器を洗って流すまでの間、泡のついた手で水を止めるのが面倒で水が流しっぱなしになってませんか?
水栓を変えると意識しなくても簡単に水を止められるようになります。
後付けのものや、水栓ごと変えるものがあります。
出典:AMAZON「後付けタッチレス水栓」
タッチレス水栓では約24%の節水効果があるそうです。(参考:Rデザイン)
キッチンでの節水に効果があります。
⑤洗濯機
洗濯機で使用する水の節水方法は下記の通りです。
- すすぎ1回でOKの洗剤を使う
- お風呂の残り湯を利用する
- ドラム式洗濯機を使う
1.すすぎ1回でOKの洗剤を使う
すすぎの回数を減らすことは洗濯する時の水の量そのものを減らすことになります。
すすぎ1回でOKの洗剤を使って簡単に節水しましょう!
2.お風呂の残り湯を利用する
洗濯にはお風呂の残り湯を利用すると無駄がなく節水できます。
最近の洗濯機はお風呂の残り湯を利用できるようにホースがついていますが、小型の洗濯機などはついていない場合もあります。
バケツでいちいち汲んで、入れて、なんて面倒ですよね。(私もやったことがありますが、床はべしゃべしゃになるし重いし、1回であきらめました。)
自動で汲んでくれるポンプ付きホースが別売りされているので利用して、洗濯機に簡単に水を移すことができます。
出典:モノナビ
洗いとすすぎがで80L使っているとしたら、洗い1回分の水がまるまる節約になるので、水の量を半分にできます。単純計算で50%節水ですね。
3.ドラム式洗濯機を使う
ドラム式洗濯機は縦型洗濯機よりも使用する水量が少ないので、節水効果があります。
シャープのHPでは縦型に比べドラム式洗濯機で使用する水は41%少ないとされています。
お風呂の残り湯を利用できるホースがついているものもあるので、あわせてすすぎ1回OKの洗剤を使えば洗濯関係の節水は完璧!になりますね。
洗濯機の寿命は6〜8年と言われているので買い替え時期が近い人は是非検討してみてください。
⑥水道代の節約方法まとめ
上記で紹介した水道代の節約方法を一覧にまとめました。
場所 | 方法 | 節水率 | 費用 |
洗面所 | 節水ゴマ・止水栓を調節 | 約50% | 0円~数百円 |
自動水栓に変える | 約70~80% | 1~4万円前後 | |
お風呂 | 節水シャワーヘッドに変える | 約30~70% | 数千円~1万円前後 |
自動停止機能の水栓をつける | 貯めすぎ防止 | 4000円程度 | |
トイレ | 節水器をタンクに入れる | 約40% | 500円程度 |
キッチン | 食洗器を導入する | 約77% | 1万円前後~ |
泡切れの良い洗剤を使う | 約20% | 数百円程度 | |
センサー式自動水栓に変える | 約24% | 数千円~ | |
洗濯機 | すすぎ1回OKの洗剤を使う | 約30%程度 | 数百円程度 |
お風呂の残り湯を利用 | 約50%程度 | 1000~2000円程(ホース) | |
ドラム式洗濯機を使う | (縦型に対し約41%程度 | 数万円~ |
2.ストレスにならない節約方法の秘訣
以上、上記でとにかく楽に節水できる方法を紹介してきましたがいかがでしたか?
ポイントは節水できる仕組みを作ることで、意識せず節水ができることです。
わかってはいるけど続かない、そんな水道代の節約を続ける秘訣は以下の3つです!
- 一度の手間でその後継続して節水できること
- 節水について意識しすぎないこと
- チリツモを楽しむ余裕
順番に解説します。
1.1度の手間でその後継続して節水できること
紹介してきた方法のように、1度準備をすることであとは意識せず節水できることが大事です。
止水栓の調節など、もともと出る水の量を調節したり、洗剤を変えることでいつも通りの動作で自然に節水出来ているとストレスなく続けられます。
2.節水について意識しすぎないこと
節水について意識しすぎないことも大事です。
水道料金はほとんどの場合、基本料金と従量課金の2階建になっています。
多くの場合5〜10m3までは基本料金に含まれていて、それを超えると従量課金されます。
なのでどんなに努力して使用量を減らしても、基本料金は必ずかかります。
毎日気にしているのに基本料金以下に水道量が下がらないと嫌になっちゃいますよね。
基本料金を超える分だけ節水する気持ちで取り組むのが続けやすくなるコツです。
3.チリツモを楽しむ余裕
水道代は極力節約しても月に千円前後変わればいい方です。
ただし水道代は一生払い続けるものなので、積み重なれば効果はもちろんあります。
1ヶ月我慢して最大の節約額を達成するよりもコツコツと節約額を積み重ねる余裕を持って節約するのが継続するコツです。
チリもツモれば山となる!
例えばの話ですが、毎月500円節約できたら、今30歳だとして80歳になるまでに30万円の節約になります。
ワンコイン投資で毎月積み立てして年3%の利回りで運用すれば50年後は69万4622円になります。
そう考えるとワクワクしますよね。
3.優先順位は?節水の攻略ポイント
いろいろ紹介してきましたが、全部やるのは大変ですよね。
効率よく節水するには水をよく使う場所を攻略するのが一番効果的です。
下記は東京水道局で発表している「家庭での水の使われ方」を元に作成したものです。
一番水を使っているのは上から
- お風呂 40%
- トイレ 22%
- 台所 17%
となっています。
効果が高い組み合わせは
- シャワーヘッドを変えて(30~70%節水)
- お風呂の残り湯を洗濯にまわしつつ(洗濯50%節水)
- トイレに節水器を入れて(40%節水)
- 食洗器を導入(77%節水)
ということになります。
この順に節水対策をしていけば効果を上げることができます。
3.まとめ
水道代の節約方法と継続する秘訣を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
この記事の要点をまとめると下記になります。
- 一度の手間で節水が続く仕組みづくりをする
- 基本料金はかかるので超えた分だけ節水する気持ちで
- 攻略ポイントはお風呂、トイレ、台所の3つ!
ちりも積もれば山となる!
水道料金は必ずかかるものなので金額は少なくとも、長い目で見れば差は歴然です。
この記事を読んでくださっている方は、家計の無駄をしっかり見直している方だと思います。
水道代も削減すれば家計の大きな助けになりますので、ぜひ試してみてくださいね。
水道代以外にも家計で節約できる費用を「固定費の節約術【今すぐ貯金を増やす方法】」で紹介しています。効果的に支出を減らしていきましょう!
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